◇美しいお着物・帯を問屋価格でリーズナブルにご提供

 

 「呉服って値段が高いですよね?」、「買うかどうかわからないのですが、入ってもよろしいでしょうか?」、このようなお声をお客様から頂きますが、かつては呉服業界は盛かえに盛かえ、晴れ着には必ずお着物という時代もありましたが、お着物の産地を見てみても、毎年のように廃業をされる機屋さんが多く、またお着物に対して、興味を示してくださる方も減ってきていることも事実です。お着物に対して、少しでも興味を持ったお客様に対して、売り手が群がり、値段と価値のバランスもわからせないがままに、高い値段、着付けサービスなど、あらゆる手法を使って、お客様に商品を売ろうとしているのが業界の本音です。

 

 当店といたしましては、「お客様の目線を第一に」、そして、ご予算・御用途などを丁寧にヒアリングした後に、お客様が本当に求めていらっしゃるものを、「問屋価格」にてご提供することをモットーにしております。

 

 ネットを調べてみると、呉服店に対して、良いクチコミを探す方が難しいと思います。会社やご商売のかたちは様々と思いますが、当店はお客様の目線を忘れずに、リーズナブルに、そして良いお品をご満足いただけますかたちでご提供すること、そしていままでにお着物に対して、少しでも距離を縮めたいとの思いで、皆様に素敵なお品物をご提供させていただきます。

 

 「着物は初めてで・・・」というお客様も、ぜひご相談くださいませ。お着物のデビューのお手伝いをさせていただきます。

 

 お客様のことを第一に考え、実につながることを信じ、一歩づつ、前進をしていきたいと考えております。

 

 


 ◇価格の秘密

 

 「なぜ、御社はそんなにお安いのですか?」と、お取引の小売店様から、よく尋ねられることがありますが、決して薄利多売や、損をして商品をお出ししているわけではありません。

「美しいお着物・帯を問屋価格」にて、ご提供できるには、以下の3点の秘密があります。

 

①委託販売を排して、現金買取にて無駄な仕入れコストを削減

 

 よく、呉服屋さんで展示会や、「〇〇フェア」などといった催しが開かれ、大量の商品と大量の営業マンが、会場にて、お客様に対して、さまざまな商品を勧めてくることは珍しいことではありません。しかし、その催しが終わった後の在庫はどこに行くのでしょうか?それらがすべて、売れるとは限られません。

 

 呉服の流通の世界では、仕入れについて、「買い取り」と「委託」の二つがあります。百貨店なども含めて、多くの業者は後者のスタイルを取っています。流通の用語なので、分かりにくいと思いますが、簡単に言いますと、小売店は商品を問屋さんから借りて、売れた時に初めてお金を払うというスタイルです。この方法であれば、小売屋さんは仕入れにかかるコストはほぼゼロに近く、在庫を抱えるリスクがありません。しかしながら、この方法には、2つのデメリットがあります。

 

 一つ目としては、仕入れの原価が高くなることです。問屋さんとしては、商品を買い取ってもらった方が、絶対に回転率がいいために、また資金面に対しても助かるわけです。問屋さんもリスクを抱えたくないために、委託販売の値段は買取の仕入れの約2倍~4倍ほどです。このような仕入れでは、高い料金をお客様に提案しなければならなくなり、大変高価なお品となってしまいます。しかし、このような価格は本来のお着物の価格ではありません。

 

 二つ目としては、「委託販売」では、小売店のセンスや、もの選びにたいしての能力が削がれてしまうことです。「買い取り」仕入れの場合は、返品はききません。いわば、「絶対にお客様に提案したい」商品を厳選に厳選を重ねて、仕入れ、買い取るのです。他方、「委託販売」では、在庫を抱えるリスクがないために、大量に問屋さんから在庫を借りるために、どんなものが入っていようと、「売れればいい」との甘えが生じ、本来のお着物をご案内する精神が廃れていってしまいます。

 

当店では、委託販売を排除し、厳選に厳選を重ね、商品を仕入れております。また、この業界は、いまだに手形での支払いが多いですが、当店はすべて現金で仕入れております。無駄なコストを削減することで、この価格が実現できるのです。

 

②無駄な流通経路を排除して、産地や織元との直接のお取引

 

 流通の業界では、「これは何軒通ってるから高い」などとよく言われるように、小売店に商品が行く前に、5軒以上の問屋さん(ブローカーと表現したほうがよさそうですが)が間に入っていることも少なくありません。むしろ、それが普通なのかもしれません。

 

 当店としては、太いパイプ・人脈によって、流通の無駄な経路を排除することによって、産地や織元との直接のお取引、またそれも現金買取による仕入れを実現させることにより、このようなパイプを実現させています。当店のもともとの本業が、問屋なのですから、他店に負けるようなことは絶対にありません。

 

③人件費などのコストを削減

 

 当店は、店主が直々にお客様のお相手をさせていただいております。聞こえはいいですが、仕入れ・経理・販売などをすべて一人で行っておりますので、「家族経営」どころか、まったくもって一人での商いをしております。運営をするにあたっては、最も負担が軽く、シンプルながらも効率が良く、コストカットできる運営方法です。

 

 他店では、高額な家賃、そして、人件費の問題などによって、どうしても経費がかさみます、そして、その経費はもちろん商品に上乗せするかたちになります。最低賃金のアルバイトでも、金額はどうしても発生いたしますし、お客様の来客が少ない時間帯・曜日にも従業員を配備しなければならず、コストが発生いたします。

 

 それらの経費分(高額な家賃・人件費)を削減してこそ、「利幅を最小限」にしても十分にお客様にお品物を「問屋価格」にてご提供できるのです。

 

 


 ◇お着物何でも相談所として(メンテナンス・アフターケア)

 

 よくお客様から、「染み抜き代に〇万円かかった」、「親族から受け継いだ着物を仕立て替えをしたら高額な料金を取られた」、「持ち込みで仕立てを頼んだら、倍の額を取られた」などといったお声をいただきます。

 

 確かに、メンテナンスの料金を安くしてしまっては、新しいお着物が売れませんし、メンテナンスを高くしなければ、コストに対して、利幅が合わないのかもしれません。

 

 しかしながら、当店では、「問屋価格」にてお着物をご提供し、またお着物に対しての敷居を下げさせていただきたい、もっと気軽にお着物を楽しんでいただきたいとの思いから、メンテナンスである悉皆業・お仕立てについても力を入れております。

 

 太いパイプによって、丸洗い(税込み¥4,400でご案内)をはじめ、染み抜き、お仕立てについても「問屋価格」にてご案内をいたします。他店でご購入のお着物・反物についてもどうぞお気軽にご相談くださいませ。

 

 普段着として、お洋服のような感覚でお着物をお召いただくことのお手伝いをさせていただきます。ご親族からのお着物なども大切に、メンテナンスを承らせていただきます。